銀行にお金を預けておくというリスクを息子と一緒に考えてみた【子どもの投資教育】
こんにちは。
僕が投資について勉強し、実践し始めたのが22歳のとき。
複利(時間)の力を最大限活用するためには、いかに早く始めるかが重要になってきますよね。
もっと早くから投資や金融に関するリテラシーが高ければ、なんて思うこともよくあります。
せめて自分の子供には、早々と最低限の金融リテラシーを身に着けてほしいと思い、自分の学んだことをを小学生の息子に解説したやりとりをお話していきます。
子供と一緒にお風呂に入りながら話すようなネタとして参考にしていただければ嬉しいです。
投資をする(株を買う)と、どんな時に嬉しくて、どんな時に悲しいか
父 「例えば、1,000円で株を買ったとするやろ?
買ったあとに、株の値段がどうなったら嬉しい?」
息子「株が上がったら嬉しい!」
父 「なぜそう思うの?」
息子「だって、1,000円で買った後に1,200円に値段が上がったらさ、200円儲かるもん」
父 「そうやな。じゃあ逆に、株の値段がどうなったら悲しいと思う?」
息子「下がったら悲しいよ。下がった分だけ損するもん。」
父 「大正解やな。もし値段が下がったときに損する可能性があることを、難しい言葉で”リスク”って
言うよ。
このリスクを避けるためには、どうしたらいいと思う?」
息子「投資しないで、お金を貯金しておけばいいんだね。」
投資をしない(銀行にお金を預けておく)と、どんな時に嬉しくて、どんな時に悲しいか
父 「投資をしないで、お金を貯金しておくときのリスクって、あると思う?」
息子「うーん・・・投資をしてないのに、損しちゃうってことだよね?ないんじゃないかな。」
父 「じゃあこう考えてみて。
〇〇(息子)は、1,000円持ってるとするやろ?500円のおもちゃを2個買えるやん?」
息子「うん、買えるね」
父 「じゃあ、そのおもちゃの値段が600円になったら、1,000円持ってる〇〇は
そのおもちゃを2個買える?」
息子「買えないよ、だって200円足りないもん。」
父 「そうやろ、もともと1,000円でおもちゃを2個買えたのに、
おもちゃの値段が上がったことで、おもちゃが1個しか買えなくなる・・・。
物の値段が上がることって”リスク”だと思わない?」
息子「・・・!」
リスクのない選択は存在しないということ
僕たちの親の世代では、銀行預金の金利が7%とかあったそうです。
銀行金利7.2%で例えば100万円を10年間貯金しておくと、2倍の200万円に増えるんです。
この時代を生きた人からすると、銀行に貯金しておくことが ”正解” の行動だったわけですね。
では今の時代もそうでしょうか?
メガバンクの定期預金金利は、0.002%です。当時の3,600分の1です。
100万円預けておくと、10年経っても200円しか増えません。200円ですよ?
そうこうしているうちに物価が上がって、1,000円でおもちゃが2個買えない状況になっていくのです。
この状況がリスクであると認識せず、投資はリスクがあるからと言って避け続けていることが本当に安心できる行動でしょうか?
投資をすることは、価格が下がるというリスクを持っていることももちろん事実です。
一方で、銀行に貯金しておくことも同様にリスクのある行動と言えます。
どちらの行動を選択したとしてもそれぞれにリスクが存在しています。
どんな時にどんなリスクが存在するのかをしっかりと把握して、適切なリスクを取る行動選択をしていく大人に育って欲しいものです。
私の息子にこの本を買い与えたら、おもしろがって読んでくれましたので紹介します。
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