聖地巡礼をテーマに新規事業の企画に取り組んだお話 たくさんの出会いがありました

2021年7月にトヨ○自動車を退職して、2021年8月にY&K VPという会社に転職をしました。

転職後は、これまでやったことのない新しい仕事ということもあって、忙しい毎日を過ごしていましたが、少し落ち着いてきた&新年のスタートということで執筆作業に取り掛かっています。

今回は、前職のトヨ○自動車で「聖地巡礼」をテーマに新規事業の企画に取り組んだ時のことを記録しておこうと思います。

さすがに機密情報を話すわけにはいかないので内部事情は避けながら僕の当時の心境や考えなどを中心にお話してきます。

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目次

  1. 新規事業企画に挑戦しようと思ったワケ
  2. 聖地巡礼をテーマに取り組んだ企画とは
  3. 「ロケたん」の取り組みを通じて得られたもの

新規事業企画に挑戦しようと思ったワケ

私が新規事業の企画業務に携わったのは2019年6月。

トヨ○自動車に2007年に入社して12年間は、ずっとエンジニアとして自動車開発の業務に取り組んでいました。

ちょうど30歳くらいのとき(2015年くらいかなぁ)、
このままずっと同じような仕事しながら60歳とか65歳になるんかなぁ。とか、
人生100年時代とか言われているけど定年退職したら自分に何が残るんだろう。
とか、めちゃくちゃ考えるようになっていました。

30代の皆さんはそんな経験ありませんか?ありますよね?あれ、ない?

※決して定年まで勤め上げた方を否定しているわけではありませんよ。
 人の生き方なんてその人の考え方次第なのですから。

たまたまその当時(2015年くらい)、業務内容が大きく変わることになったのと、平社員から主任(係長クラス)に昇格させてもらえるということもあり、新たな挑戦だと思って新たな気持ちで頑張って取り組んでいました。(シミュレーション環境を構築するような仕事でした)

あと、自分で言うのもなんですが私は好奇心旺盛な性格なもので、AI(人工知能)を使って何か作ってみよう!みたいな社内非公式の活動に参加してみたりもしてました。(このお話はまたこんど!)

そんな新しい仕事をはじめて3年くらい経過すると、新たな挑戦だと思っていた仕事にも慣れてきて、なんだか新鮮味のない毎日を送るようになってきました。

仕事つまんねー・・・

とか思いながら日々過ごしていたある日、転機となる出会いが。

トヨ○自動車の社内で、もっとも大きな責任と権限をもつ製品企画という部署があって、その部署の大先輩と同じプロジェクトに携わり、会議や出張などに一緒に行くことも、たくさんありました。

何度かその方と関わっていると、私はふと思いました。

この人はなぜ、こんなにも活き活きと仕事をしているのだろう・・・
今の仕事は本当にやりたい仕事なのだろうか・・・

世の中がフリーランスという働き方が注目を浴びていたことも相まって、

自分で事業をつくりたい。

なんて思うようになってきました。

とはいえ、すぐに会社辞めるなんてちょっと不安だしリスクが高すぎる・・・
と思いながら悶々とした日々を過ごしていました。

ある時、社内掲示板を眺めていると

新規事業に挑戦したい人を公募します。
対象者:起業に興味がある方

これだ。まさに自分のためにあるような募集や。
そう思って徹夜で渾身のエントリーシートを作り上げ、見事面接にも合格し、晴れて部署異動を自らの手で勝ち取ることができました。

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聖地巡礼をテーマに取り組んだ企画とは

企画テーマ:みんなで創る地図「ロケたん」

アニメ映画「君の名は。」という作品では、
岐阜県の飛騨高山を舞台として描かれていました。

この映画の上映後、岐阜県飛騨市には観光客が押し寄せるという現象が一時ニュースとなっていました。
これは流行語大賞にノミネートされた「聖地巡礼」という現象といわれます。

聖地というのは、この界隈ではアニメの舞台やゆかりの地という意味合いで使われていて日本のアニメの多くは聖地を持つそうです。

この「聖地」を集めて集めて集めて日本地図上にプロットしていったら面白んじゃないか。
人が移動するきっかけになるんじゃないか。

完全に自分本位な理由で異動したくせに、ちゃんと会社にとってメリットのありそうな提案をするところが偉いところ。笑

こんな思いで聖地巡礼をテーマに企画を立ち上げようと考え、
そのテーマ名を、「ロケ地を探検しよう」という意味合いを込めて「ロケたん」としました。

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「ロケたん」の取り組みを通じて得られたもの

間違いなくひとつ言えること。
「ロケたん」を通じて得られたものは、「人との出会い」

この取り組みを通じて遭遇した出会いを4つご紹介します。

1つ目。
もちろんボランティアではなくて、継続的に事業を続けていくことを目指して立ち上げた企画なので、お客様がいて、開発したサービスに対して対価を支払ってもらう必要があります。

そのお客様を探すという取り組みも重要なテーマになってきます。
その時、いち早くサービスの価値に気づいてくれて、その対価を支払ってくれる「アーリーアダプタ」と呼ばれる層を見つけることが求められます。

ある方の紹介でインタビューをさせて貰ったその彼こそ「アーリーアダプタ」であり、この企画の最大の協力者です。
ロケたんの製品紹介のムービー撮影のための合宿に付き合ってくれたり、アプリケーション開発の際の画面仕様などを一緒に考えたり。

報酬をお支払いしてるわけでもないのにホントたくさん協力していただき、またその方の協力あってこそ立ち上がった企画だと思ってます。
本当に感謝しかないです。

次に2つ目。
この企画を立ち上げたときに一緒に走りながら、指導・支援してくれた方。今回の企画は、外部のコンサルティング会社の協力のもとすすめていったものでした。

そのコンサルティング会社の方は、私の企画したサービスを第三者的・投資家的な目線、またあるときは企画のチームメンバーのような身内としてアドバイスをくれる立場として協力してくれました。

実はこの方、自分で会社を立ち上げて運営されていて、まさに私の目指す姿と重なってしまったのです。

3つ目。
この企画、プログラミング言語を使って作ったアプリケーションで、
そもそも作るという行為に手間暇かかるということと、作ったものをいかにしてターゲット層に届けるかということが大きな課題でした。

到底1人じゃできないと思ってチームメンバーを募集したら、
なんと手を挙げてくれる人がいるではないですか。
(しかも売上がないから報酬を支払うことができず、ボランティアで・・・。)

夜な夜な一緒にプログラム開発を手伝ってくれたり、
Twitterでアカウントを作ってプロモーション活動をしてくれたり。

この方たちの協力なくしてアプリリリースまで漕ぎ着けることは絶対できませんでしたね。

最後に4つ目。
ロケたんの企画とは直接関係ないけれど。
新規事業の社内公募で私と同じタイミングで異動してきた方。

所属グループは同じだったけれど、1人1テーマを企画するということだったので、別テーマとして企画を推進していた方。

新規事業を企画するという、生みの苦しみを一緒に味わってきたこともあり、ホントに言葉通り支え合って取り組みしてきたような気がします。

酒とともにストレスを飲み込んだこと数えきれず・・・。

この4つの出会いは、実は転職した今でもお付き合いがあって、私が転職することも応援してくれる本当にいい友人だと思います。

こんな素晴らしい出会いをこれからもたくさん経験していきたいな。