子どもの金融リテラシーを向上させるお小遣い制度について考える【投資教育】
子どもにお小遣いって渡していますか?
僕も2人の子どもを持つ親としてお小遣いの渡し方や金額について、家族でいろいろ協議しました。
- 何歳からお小遣いを渡せばいいのか?
- いくらお小遣いを渡せばいいのか?
- お小遣いの金額を上げるタイミングは?
- 兄弟で渡し始める時期や年齢が異なると不公平と言われる
こんな悩みを持つ方にオススメの、4年前から我が家ではじめたお小遣い制度についてお話します。
正月にもらったお年玉から5,000円預けて1か月500円ずつ受け取る
我が家では、分配金受け取り方式でお小遣いを渡しています。
我が家の子どもは、お正月に4~5万円くらいのまとまったお金をお年玉として受け取ります。
彼らはその中から5,000円を親に預けます。
それを元手として毎月500円ずつお小遣いとして受け取るのです。
子どもからすると、12か月500円を受け取り続けることで、預けた5,000円が6,000円になって返ってくる、という仕組みです。
親からすると、年間1,000円でお小遣いを運用できてハッピー
でもこれは子どもにはナイショです。笑
分配金受け取り制度のメリット
分配金受け取り制度をとることによって冒頭にお話しした悩みがすべて解消します。
ーー何歳からお小遣いを渡せばいいのか?
これについては、もはや悩む必要はありません。
子どもは自分がもらったお年玉を、分割して受け取っているだけなので、今すぐにでも始めればよいのです。
ーーいくらお小遣いを渡せばいいのか?
ーーお小遣いの金額を上げるタイミングは?
これも同じお話ですね。自分でもらったお年玉なので、好きに金額設定すればいいかなと思います。
我が家では小学生のうちは1か月500円、中学生になったら1か月1,000円くらいにしようかと考えています。
ーー兄弟で渡し始める時期や年齢が異なると不公平と言われる
これって2人以上の子どもを持つ家庭だと、案外揉めませんか?
上の子は小学校入学したから、上の子だけお小遣いを渡そうとすると、幼稚園児の下の子が「ずるい」っていう。
じゃあ2人ともにお小遣いを渡そうとすると、上の子が「自分は幼稚園の時にもらってなかった、ずるい」っていうパターン。
分配金受け取り制度は、あくまで自分のお年玉を受け取る方式。
どちらかの子どもだけがたくさんお小遣いをもらえるといったことはなく、あくまで自分のお金をもらっているだけ、ということをお話しましょう。
大切なことは家族でしっかりと会話して仕組みを理解させること
僕が意識していることは、しっかりと子どもに納得してもらうこと。
このお小遣い制度によって、お年玉を預けると1,000円増えて返ってくる。お得だ、と。
こうすることで、「出資」と「配当」といった感覚を子どもにも身に着けて欲しいなぁ、と思っています。
少しずつでいいので小学生のうちから金融リテラシーを向上させていってもらいたいものです。
ーー合わせて読みたい
銀行にお金を預けておくというリスクを息子と一緒に考えてみた
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